- 27歳の若さで、癌によりこの世を去ったオーストラリア出身のHolly Butcherさん。
自分の“命の期限”を知った彼女の最期の言葉。「人生のアドバイス」
(1)
自分の人生を小さく意味のないものにしてはいけない。ストレスに支配されてほしくないの。誰もが同じ運命のもとを歩いていることを思い出してほしい。
与えられた時間を素晴らしく価値のあるものに。これまで、くだらないことで文句をいっていた時間を、深刻な問題に直面している人たちのことを考える時間にしてみて。そうすれば、自分の抱えてる問題がちっぽけであり、ありがたいことであると気がつくから。それで、嫌なことはきっぱりと忘れるの。
何か嫌なことがあっても、誰かの“幸せな一日”まで奪ってはダメ。
(2)
仕事がイヤだとか、理想の体型を目指して運動するのが大変だとか。こんな文句をよく耳にするけど、それだけあなたのカラダは健康なの。感謝しなきゃ。
どれも、カラダが動かなくなるまでの話なんだから。ちゃんと健康であることに、自分のカラダに感謝して。自分のスタイルに満足できなくても、どうか大切にして。素晴らしいことを全身で堪能するの。
(3)
与えて、与えて、与えるの。
とにかく、人のために何かをすること。そうすれば、「自分のため」よりも多くの幸せを得ることができるのは本当の話。私はもっとそうするべきだった。
癌が見つかってから、家族や友達だけじゃない素晴らしく優しい人たちに出会うことができた。知らない人たちからの、愛のこもった言葉やサポートを受ける側になった私。どうしても、お返ししたかったのだけど、それは難しかった。
でも、私は決してこのことは忘れない。永遠に感謝し続けるわ。
(4)
お金は“経験”に使うこと。
お金をよくわからないものに使ってしまい、本当にやりたかったことができないなんてことがないように。たとえば、ずっと前から行きたいと思っていたビーチへ行くためにお金を貯めるとかね。足を水につけて、砂に潜り込ませるの。それから、顔を海水につけるの。
(5)
スマホのスクリーンを通して、“その瞬間”を撮るのはやめよう。その瞬間、そこにいることを楽しむようにするの。
人生は、スマホのスクリーンを通して見て、生きるものではないのだから。
(6)
どうか、誰かが考えた誰かを満足させる生き方をしないで。そして、そのことをプレッシャーに感じて、せっかくの人生を台無しにしないで。
(7)
愛している人たちには、できるだけ「愛している」と伝えてね。
生きているうちに、全力で愛すること。
(8)
これが、最期のアドバイス。できることなら、人のために善い行いをしよう。
そして、定期的に献血をするように。自分も良いことしたって気持ちいいし、誰かの「命を救う」ことができるっていうオマケ付き。
数えきれない人の献血のおかげで、私は1年も多く生きることができたから。この星で、家族、友達、愛犬と共に過ごすことができたことを、ひたすら感謝し続ける1年。人生の中でも最高の時間を過ごすことができた特別な1年だった。
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